ひろゆき氏が「500万円でパソコン何台買える?」という見積もりをBTO(パソコンを組み立てて売る会社)3社に依頼したようです。無理やり公開コンペにエントリーさせられたと捉えるか、これをチャンスだと捉えるかはそれぞれの会社次第ですが、前向きな回答が揃うことを期待して見守りたいと思います。
氏が以下で公開している趣旨には共感する事が多いです。
いきなりタイピングの練習をさせたりエクセルの話をしてもパソコン嫌いを増やすだけなので、ゲームを入り口にマウスとキーボードに慣れて、あわよくば「パソコンが得意」と勘違いしてもらう作戦はデデデの方針と同じベクトルです。
ちなみにデデデは、23インチモニターでマウスとキーボードで操作するデスクトップパソコンを一式4万円で構築しました。マインクラフトがギリできます。
ひろゆき氏の指定は以下の4つのゲームが「きちんと動く」というものです。
- マインクラフト
- Apex Legends
- フォートナイト
- League of Legends
ここで「きちんと動く」をどのように定義するかですが、まずはそれぞれのゲーム公式の推奨スペックを見てみようと思います。
マイクラ
Core i5 / AMD A10 3.5GHz RAM8GB GeForce700/Radeon Rx 2000
Apex Legends
Intel i5 3570T同等品 RAM8GB GeForce GTX 970/Radeon R9 290
フォートナイト
Core i5 3.5GHz RAM8GB GTX660/Radeon HD 7870
League of Legends
3GHzデュアルコア RAM4GB GeForce 8800 / Radeon HD 5670
これらを満足するように仕様を決めると
CPU:Core i5 3.5GHz 【約3万円】
RAM:8GB 【約4000円】
GPU:GTXのそれなりのやつ【3万円くらい?】
それ以外に必要なものを選んでいくと
マザボ【1万円】、電源【3000円】、SSD【1万円】、ケース【5000円】、マウス【500円】、キーボード【500円】、ディスプレイ【1.5万円】、Windows10【1.5万円】で、13万円あれば個人でも作れるくらいかなと思います。
負けられない戦いであること、ボリュームディスカウント、自前パーツならもっと安く準備できることなど、いろんな事情があれしてこれして、1台10万円。つまり、予算500万円で50台くらいまではどこも出してくるんじゃないかと思います。
さらに「広告宣伝費と思えば安いもの、、じゃなくて、貴殿の考えに共感したので弊社から追加で50台を無償でご用意させていただきます」みたいな展開を期待します。
やれ保守がどうだ回線がどうだと言う人もいるようですが、これが進めば何十人かの子供が「ちゃんと動くパソコン」に触れる生活を手に入れられるってことです。難しく考える大人の思惑に引っ張られずに、ひろゆき氏がお金を出してパソコン好きな子供が純増するという事業がうまくいくことを願っています。